お子様のお祝い

お子様のお祝い豆知識

お宮参り

お子様のお誕生から初節句までのお祝い

お子様にとっての成長の節目は、ご両親にとっても大切な育児の節目になります。お子様の健やかな成長に感謝し、さらなる健康の祈りを込めたお祝いをする大切な日です。おじいちゃん・おばあちゃんも呼んでご家族一緒にお祝いをしましょう。

出産祝い

赤ちゃんが誕生したら、肉親はもちろん仲人さんや親しい友人には20日以内に知らせます。
ふつうの知人・友人には年賀状で知らせることも多いようです。出産祝いをいただいたらお返しに内祝いを、と考えますが、実は内祝いとはお返しではなく本来自分たちで祝う「自祝い」のこと。お祝いをいただいたかどうかにこだわらず、「赤ちゃんの名前は○○ですのでどうぞよろしく」という名披露目の意味合いが大きいのです。

赤ちゃんの写真
お七夜

「お七夜」とは、誕生から7日目の夜に赤ちゃんの健やかな成長を願って行うお祝いです。
生まれた子に名前をつけて、社会の一員として仲間になることを認めてもらう儀式でもあります。昔はたくさんの人を招いて祝ったものですが、いまは内輪で祝うのがふつうです。名づけ親になっていただいた方は、お七夜のお祝いにも必ずご招待を。

帯明き(おびやあき・おびあき・あびやき)

出産後は母親は体調を崩しやすいのでゆっくり体をやすめて養生をします。出産後20日(男の子の場合。女の子は21日)経つと普通の生活にもどりますよという区切りに、赤ちゃんのお披露目し祝福をするという新潟特有の行事があります。
“帯明き(おびやあき)”と呼ばれ(おびあき、あびやき、と呼ぶ所もあります)、ご実家に料理を届けてもらったり料理店を借りてお祝いをします。おびやあきが終わると、赤ちゃんの父親方が孫祝いを行います。

お宮参り

お宮参りとは、子どもが生まれて神社に参拝し、健康と長寿を祈る行事です。
男の子は生後31日目、女の子は32日目に行うのが通例ですが、地方によって7日目から100日目までとさまざま。あまり日にちにはこだわらず、赤ちゃんを優先し、気候や天気のおだやかな日、きげんのよい時間帯を選びましょう。お宮参りは、赤ちゃんの両親、父方の祖母の3人で行います。神社では、父方の祖母が赤ちゃんを抱き、その後に両親が従って参拝します。お賽銭をあげて鈴を鳴らし、参拝するだけでもいいですし、社務所におはらいを申し込み、初穂料を払うやり方もあります。

二色亭すずきのお食い初め祝膳
お食い初め(百日祝い)

赤ちゃんに生まれて初めてごはんを食べさせる儀式が「お食い初め」です。このお祝いは、その子が一生食べ物に困らないようにという願いの込められた内祝いでもあるのです。
お祝いの時期は、地方によってまちまちですが、ちょうど離乳食が始まる生後100日目あたりに行うことが多いようです。お食い初めは、赤ちゃんのために食膳を整え、実際に食べさせるまねをして祝います。これは歯が生えるほどに成長したことを喜び、子どものいっそうの成長を願う儀式です。
お食い初めには、一汁三菜の「祝い膳(いわいぜん)」を用意します。鯛など尾頭(おかしら)つきの魚、赤飯・焚き物(おめでたい昆布などの煮物)・香の物(季節や郷土の名産などを漬け込んだ漬物)・紅白の餅のほか、吸う力が強くなるようにと吸い物(汁物)、歯が丈夫になるようにと歯固め石などの献立が一般的なようです。

初節句
初節句

誕生後初めての節句のお祝いが「初節句」です。
男児は5月5日の「端午の節句」、女児は3月3日の「桃の節句(ひなまつり)」に祝いますが、生後1~2カ月で節句の時期がきてしまうような場合には、翌年の節句に行うのが通例のようです。初節句は子どもの成長を喜び、将来の健康と幸せを祈るお祝いです。「端午の節句」には武者人形、よろいかぶとを飾り、こいのぼりをあげ、かしわもちやちまきなどを用意します。